仮想通貨採掘ツールに限定した取締が開始された。
昨日の記事から更に状況が進行しました。
遂に、警察(警視庁)が、
"仮想通貨を採掘するツール(マイニングツール)に関する注意喚起"
を出しました。
マイニングツールの設置を閲覧者に明示せずに設置した場合、犯罪になる可能性があります。また、マイニングツールが設置されたウェブサイトにアクセスすると、パソコンの動作が遅くなることがあります。ご注意ください。https://t.co/GLl7GSzKqo
— 警察庁 (@NPA_KOHO) June 14, 2018
今回警察は、「マイニングツールを設置していることを閲覧者に対して明示せずにマイニングツールを設置した場合、犯罪になる可能性があります。」としてサイト管理者に対して注意喚起を行いました。
しかし、明示的に違法行為で有ると確定していない現状で、該当の法令も明記せず今回の告知を発しました。
また、更に千葉県警察が千葉県在住の男性を不正指令電磁的記録作成等を適用して書類送検を行いました。
神奈川県警のみならず、日本国の警察組織が一斉に仮想通貨採掘ツールに対して取締を開始したと言えるでしょう。
閲覧者の不安を煽る様な悪質な広告は規制及び取締がなされないまま、仮想通貨採掘ツールにのみ注意喚起を行い、家宅捜索、書類送検、逮捕を行う警察には一人のエンジニアとして酷い不快感と不信感を感じざる終えません。
また、明らかに違法なウイルスをばら撒き仮想通貨採掘を閲覧者に行わせていた違法サイト(漫画村等)に有効な対策を打たないまま、良識的に仮想通貨採掘ツールを利用している管理者のみ罪に問われる現在には、大変憤怒しております。
警察及び司法等関係機関が正当な判断を行い、善良な市民が罪に問われなくなる事を切に願っております。
追記:
更に状況が明らかになりました。
誠に日本のサイバー犯罪対策の酷さを痛感します。
/NPA_KOHO/status/1007139885289955329